冬の花
「誰に?」
いつの間にか隣にいる美咲
思わず一歩後ろに下がる
「な、なんでっ!」
私は小声で言った事を聞かれたよりも
美咲がここにいることに驚いた
美咲は得意げに笑って
いや、不適に笑って私を見つめた
何だか見透かされている気がして
体がかぁっと熱くなる
「わぁっ。冬花!」
だうやら熱が上がってしまったようで
倒れそうになっていた
こんなんで学校行けるのかな?
ズキンッ
胸が針に刺されたような
そんな痛みがはしる