★恋と王子と超能力!★
校庭につくと、柊は臨戦体制をとる。

「もう、全身砂だらけじゃん!どうしてくれんの?」

ふんっと鼻で笑い、柊と向き直る。

「じゃあ、倒してあげるよ」

そういうと、柊はこちらに向かって突進して来た。

「ふっざけんなああああ!!」

…はぁ。全く、クールじゃないねぇ~。

そう思いながら、私は右の掌を突き出す。

すると、物凄い轟音とともに乱気流が発生し、柊は50~70m程後方に飛んだ。

しかし、まだ立ち上げっている。


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