★恋と王子と超能力!★
翔馬Sideーー

「……………ここは、東校舎か?」

気がつくと、東校舎に立っていた。

「さっきまで、教室にいたはずなのに…」

突然景色が変わり、少しパニックになった。

すると、どこからか焦げ臭い匂いがする…。

「……か、火事か?」

そうつぶやいた瞬間、

ドカアアアアアアアン!!

と、凄まじい音と共に、周りが炎の渦に包まれてしまった。

「…………っく!」

手を顔の前に出すが、炎は防ぎきれない。

薄目を開けると、誰かが立っているのが分かった。

………女?

その女は、ゆっくりとこちらに振り返り、怪しく笑った。

「!!?」





















「…ま…………翔馬ってば!!」

俺は、そこで目が覚めた。
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