★恋と王子と超能力!★
無事下駄箱に到着し、自分の靴をはく。

「……………あれ?翔馬の家ってどこだっけ?」

「はぁ………お前その方向音痴どうにかしろよ………」

へーへーすんませんね!!!

心の中でそう怒鳴るが、顔には笑顔をつくる。

そのまま口喧嘩をして、校門を出た。

ドカアアアアアアアアン!!

「!?…爆発!?」

「!!?」

くそ!こんな時に!!

「翔馬!翔馬は先生を……翔馬?」

翔馬は顔面蒼白。今にも倒れてしまいそうだ。

「翔馬!大丈夫!?」

「あ、あぁ」

「1人で職員室行ける?」

「あぁ」

私はオカンか。自分で自分にツッコミを入れつつ、爆発した東校舎に向かった。
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