いちごみるくちょこ
「ちょっと黒田さん!!わたし黒田さんが彼方くんを空港までちゃんと見届けたか聞いただけなんだけど!いちいち永愛のイヤミいわないでくれない!?ベタベタって…それはあんたでしょ!!」


「いいよ亜美ちゃん…。」


「でも!」


「いいから…」


わたしは亜美ちゃんをなだめて黒田さんはわたしをひとにらみして自分の席についた。


「もー!ほんといちいち仕草がむかつくんだから!!」


そういって亜美ちゃんも席についた。


すぐにチャイムがなりいつもの学校生活にもどった。







あっという間に放課後…

わたしは彼方がアメリカにいったのがどうしても信じられないし、いったのならなぜいったのかが知りたくてしょうがなかった。



「亜美ちゃん!」


「ごめん永愛、今日バイト早くいかなきゃいけないの!喋ってる暇ないや!また夜電話するから!!!」


足早に教室を出ていった亜美ちゃん。


亜美ちゃんに聞こうと思ったのに…
< 125 / 326 >

この作品をシェア

pagetop