いちごみるくちょこ
屋上の片隅においてあったダンボール。

これかな?

なかをあけて見てみるとシンプルなチェック柄の布があった。


「これだこれだ!
わーまだキレイだしいっぱいある!
テーブルクロス作れるね!」


ダンボールを閉じてもってみると結構重たい…

まぁ布だしね…
結局力仕事か。


「よっ…ぃしょ!」

ゆっくり持ち上げて運んでいく。


斉藤龍はまだ寝てるみたい。


そっと起こさないように横をとおる。


するといきなり…


ガシッ


と足が掴まれた。


「ひゃっ…」


もちろんバランスをくずし下へ急降下。

思いっきりこけた。

「いったぁ……」


手にはダンボールをもっていて顔面からこけて鼻を思いっきりうってしまった。

あまりの痛さに目が潤む。


「あ!布…は無事かぁ。
セーフ!」








「布ってなんの?」
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