いちごみるくちょこ
そのときガラッと勢いよくドアがあいた。

「みんな!教頭先生にこの教室借りる許可もらってきたよ!
ソファーもイスもあるしちょうどいいでしょ!」


亜美ちゃんは許可をもらいにいってたらしい。


「おぉ!
さっすが宮野ちゃーん♪
じゃあ早速出前とらないと!」


「あ、出前ももうとっといたから大丈夫!」


「みっ宮野ちゃん!なんて手際がいいんだー!」

椎香ちゃんのオーバーリアクションにみんなが笑う。


隣で眉間にシワをよせているひとを除いてだけど…


「あ、そーだ!悪いんだけどこの教室他のクラスも使うんだー…」

亜美ちゃんが申し訳なさそうにいう。


「他のクラスって?」

クラスの女の子が聞いた。


「なんか教頭先生がそれぞれ別の教室でやったら後片付けが大変だからってー。そのクラスはえっとほら!
ホストやってたクラス!」

亜美ちゃん…。
もしかしてホストって…!

「あー!知ってるー!!わたしあのクラスいったよー!!
すっごい楽しかった!」
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