いちごみるくちょこ
「山下さんしっかりしなさいよ!!
わたしあんたのこと嫌いだけど死んでほしいなんて思ってないわよ!」


そういって永愛の肩をつかみガクガクと激しく揺らした。


ヘロヘロな永愛は体全体ガクガク揺れてそれでもヘラヘラ笑っている。


おいおい…

「おい…そろそろ止めろ…」


と黒田の腕を掴もうとしたら別の手がパシッと黒田の腕をつかんだ。

そのスピードと力強さにびっくりした…


「ひっ!」


黒田もびっくりして軽く悲鳴をあげた。

「黒田さんだぁー!!」


すごいスピードの腕の正体は永愛だった。


「や…山下さん?」


「黒田さんかーわいー♪」


えぇ…

永愛キャラが違う。

「山下さん…?
酔ってるの…?」


「やぁだぁ!酔ってないよぅー!
それより黒田さんはどうして目の回りを真っ黒に塗るのぉー?」


アイラインだろ…


これには黒田もカチンときたらしい。

「…これは化粧よ。」
「どうしておけしょーするの?」


「…は?」
「黒田さん普通でかわいーのにー!」


「え…いや…「どうしてファンデーション塗るのー?そのままでも肌がキレイなのにー!」


そういって黒田のほっぺたを軽くつねった。


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