いちごみるくちょこ
「帰るか。ほら立て。」


そういって永愛の肩を叩いた。


「無理ー…」


「無理じゃねーよ。立て。」


「無理っていってるでしょ斉藤龍のバカ!」


そういってしくしく泣き出した。


こいつ酒飲んだらなんでもありだな…


「ひっ…く…やぁだぁ…」


「…」

泣いてるのみてあれだけど可愛い。


「じゃあどうやって帰るんだよ…。」


「…だっこ。」


「いや無理だろ。」


「じゃ…おんぶ。」


前おんぶしてやったときはパンツ見えるとかギャーギャーうるさかったくせに。


「ん。ほら」


そういって永愛の前にしゃがんだ。


すると永愛が首に手を回してギュッと背中にしがみついた。


「じゃあいくぞ。」


「うん!」










外にでて歩いていると永愛が寒いのかさらにギュッと抱きついた。


背中にすごい当たってるんですけど。


「もうすぐつくから…って寝てるし。」


そこで永愛の家についた。
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