いちごみるくちょこ
流石にこんな状態で怒れるはずがない。

「明日覚えとけよ…」


とりあえずベッドから退こうとするがやっぱり永愛の手が俺の服をつかんでいる。


「なんなんだよこいつ…」


無理やり手を離そうとしたとき


「おかーさん…ッ」

そういって永愛の目から一筋の涙が流れた。


「…」


離そうとしていた手を離しゆっくりベッドに横になった。



もうどうでもいいか。




もう永愛のワガママなら何でも聞いてやれるぐらい俺は永愛に溺れてたのかもしれない…ー。
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