いちごみるくちょこ
「お前の反応すげーうける!!」


弾けるように笑う斎藤龍にわたしは顔が真っ赤だ。


「うるさい!
わたしのことからかったりして~…
恥ずかしかったんだから!!」


「昨日俺のことさんざん振り回したくせによくそんなこと言えるな?え?」


はい?斎藤龍を振り回したってどこの誰が!


「知らないよそんなこと!」


「はあ?お前昨日のこと覚えてねーの?」


昨日?きのう…?


「柚学祭があって…
あ!打ち上げ会があってー…あれ?黒田さんと話してー…?なんで黒田さん?
あれ!あれあれ!?」


「分かった。覚えてねーんだな。
とにかく落ち着け。」


「もう意味わかんなくなってきたよ…」

「まぁとにかくお前俺から離れてその乱れたドレス着替えろ」


「…うわぁ!!
て斎藤龍がわたしに抱きついてるんだよ!!
はーなーれーて!」


あの状態のまま話してたし!!


顔近!!


「もとはといえばお前が…まぁいいか。」


お互いベッドから降りてわたしはさらに驚きなことに気づいた。


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