いちごみるくちょこ
結局黒のパーカーを貸してもらった。

これならロング丈のパーカーって感じで着れてかわいいかも…


ちょっとパーカーを気に入ってしまった。


「じゃ、いくか。」


カバンをもち玄関で昨日学校ではいたのローファーをはいて外に出た。


スウェットにパーカー、学校のカバンにローファー。


やっぱり変な格好…

斉藤龍がなれた手つきでエスカレーターのボタンを押す。


ちょうど同じエスカレーターに乗り合わせたお金持ちそうなおばさんにジロジロ見られた。


やっぱ変なんだ…。

エスカレーターを出て自動ドアをくぐる。


やっとマンションからでた。


「…お前なにさっきからコソコソしてるわけ?」


「すれ違う人がみんな見てくるの!
恥ずかしいし…」


斉藤龍の腕の袖を掴んで斉藤龍の後ろに隠れた。
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