いちごみるくちょこ
「歩きづらい」


「…」


「はぁ、分かったよ。
けど持つんならしっかり持て。
ほら」


そういってわたしの手を掴みしっかり斉藤龍の手を掴ませた。


わたしはやっぱり少し恥ずかしくなって早歩きで歩いた。









ー*ー


「どこも以上なし!」


「もー永愛ちゃん!
これからはこんなことできるだけないようにするのよ?」


「はーい、すみません!」


病院についていろいろ検査したところどこにも以上はなかったみたいで安心した。


二葉さんに注意されちゃったけどまあこれからは絶対お酒は飲まないようにしよう…


ほんとにびっくりするほど昨日の記憶がない…。

斉藤龍の話を聞いたところではわたしは大暴れだった。


「はぁ…」


「なんだ?永愛ちゃん。辛気くっさい顔して」


「あら永愛ちゃん。
ため息ばかりじゃ幸せ逃げるのよ?」


「安西先生に二葉さんー…
なんだか自然とでちゃうんですよねー。」


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