いちごみるくちょこ
え??

「お前にも付き合ってもらうから。」


「え…別にいいけどどこいくの?」


「俺んち」


はい?


「いやいや、今向かってるところでしょ?」


「そーじゃなくて実家。」


実家ぁ!?


「じゃあさっきの電話斉藤龍のおかあさん!?」


「そう。
お前が余計なこと言わなければごまかせたのに。」


すいません…


「わたしも行くの?」


「電話の声聞こえてただろ?
お前も連れて行かなきゃ仕送りとめられんだよ。
バイトとかダリーことしたくねーし。」


「いや…行くのはいいんだけどこんな格好じゃ無理だよ。」


「別に気にしなくていいだろ。」


「気にするよ…。」

だって斉藤龍のマンションを見たところ絶対斉藤龍はいいとこのおぼっちゃま…。

いつも態度えらそうだし。

家とかもきっと服装とかに厳しそう。

< 215 / 326 >

この作品をシェア

pagetop