いちごみるくちょこ
「母さんー?
どこにいるの?」


「防音室よー。
ここ、ここ!」

ここ防音なんだ…


「あ、いたいた。
母さんと永愛ちゃん。」


そういって竜君と斉藤龍が入ってきた。

「竜に龍、お帰りなさい。
ちゃんと買ってきた?」


「ばっちり!
龍、レシートは?」


「これ。」


そういって秋波さんにレシートを差し出し、秋波さんが目を通した。


「もうちょっと節約して買ってもよかったのよ?
おつり少なかったでしょ?」


「今日は永愛ちゃんがいるからいいお肉買ったんだよ。」


ギクぅ…
わたし食べれないんだけど…


「そうなの。
分かった。
じゃあわたし今から晩御飯、腕ふるって作っちゃおうかな!」


そういって部屋をでていった。


「母さん…買ったもの置いていってるし。」


竜君は秋波さんに荷物を渡しにいった。

残ったのはわたしと斉藤龍。
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