いちごみるくちょこ
「おいその連絡先いますぐ破り捨てろ。
さっさと行くぞ。」

そう言いながら先々歩く斉藤龍。


わたしは早足で追いかけた。





「龍は本気だし永愛ちゃん分かってないし…なんか面白。」

後ろで呟いた竜君の声は私たちには聞こえなかった。





「もう待ってよ斉藤龍!
さっきの斉藤龍と竜君の会話まったく意味分かんないんだけど…。」


「関係ない。」


「わたしの名前でてたでしょ?」


「関係ない。」


「関係あるでしょ…」


思わずため息。
斉藤龍の不機嫌爆発だよ…。


「お前が悪いんだろうが。
竜に隙みせて。
あの会話きいて気づかねーのかよ?」


「まったくなにか分からない!
『そう』ってなに!?」


「それに関してはふれんな。」


「…」


ほんと意味分かんない。
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