いちごみるくちょこ
ー放課後ー


「永愛!
今日は一時間だけクラブに顔だすわ。
三年引退して大変みたいだし。」


「そっか。
うん、いってあげて。」


「じゃあね!」


そういって亜美ちゃんは教室を出ていった。


教室に残ってるのはわたしと黒田さんひきいるギャル達…。

この人達は苦手だ…

斉藤龍早くきてよぉ…。




「明日さー!
サッカー部の試合らしいよー!」


「あそこのキャプテンとキーパーヤバいほどイケてない!?」


「わーかーるー!!」


「じゃ、気合い入れて応援いこー!
次こそはものにしないとねー!」


「キャハハ!」


う…うるさい…


聞いててしんどいよ…

そこで一言もしゃべってなかった黒田さんがガタッと立ち上がった。


「帰るわ。」


「えーどうしたのー?
体調わるいとか?」


「えー大丈ー夫ぅ?」


「…バカらしくなったのよ。
じゃ。」


そういって黒田さんは教室を出ていった。
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