いちごみるくちょこ
「とにかく俺絶対いかねーから。
お前一人でいけよな。」


「先輩が超かわいい子っていってたぞ!?
しかも柚学生だぞ!?
ってお前も柚学か。」


同じ学校かよ…。


「同じ学校とかもっと無理。
もうさっさと帰れ!!」


そういって伊予を玄関に押しやった。


「おねがいだって龍ー!
ってやっば!
もう時間ねーし!」


「せいぜい一人で頑張れ。」


そういってほぼ無理やりマンションの外まで見送った。


「じゃあな。」


「…こうなったら仕方ねーな。」


そういって俺の腕を掴んで走り出した。


「っおい!なにしてんだよ!!」


「一応現役陸上部!
もう無理やり連れて行く!
場所はすぐ近くなんだよ!」


冗談じゃねー!


「お前はなせ!」


「無理!」


そういって駅の近くの喫茶店まで強引に連れてこられた。
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