いちごみるくちょこ
「あちー!
冬なのに龍のせいであつっ!」


「知るか!
てかまじ無理だからな。」


「じゃあ入ろっと♪」


「聞いてんのか!」

腕をつかまれ目の前にあるたぶん女との待ち合わせであろう喫茶店のドアを開けられた。


「無理っつってんだろーが!!」


俺の怒鳴り声とともに。


















ー永愛目線―


なぜか反射的に机の下に隠れたわたし。


あれは間違いなく斉藤龍。

ここで男の子と会うとしったら面倒な事になる。


そしていやなことに友達らしい男の子とこっちに向かってくる。


「あれ…
なんで斉藤いるの?
てか永愛もなにやってんの…」


「亜美ちゃん
しぃ―ッ!!」


そのとき斉藤龍がゴトンッと床に携帯を落とした。


すぐ近くでしゃがみ込んで携帯を拾う斉藤龍。


そこでおもいっきり机の下に隠れて丸まってるわたしとバチッと目があった。


「…なにやってんの?」


…冷たい目で見られても仕方ない格好だよね……
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