いちごみるくちょこ
「ど…どうせ怒るんでしょ!
合コン来ること黙ってたこと!」


「…よくわかってるじゃねーか。」


ほら!
今まで不機嫌でビクビクしてたんだからね!


「で?
どう謝るんだよ?
ま、謝っただけじゃ許さねーけど。」


そういってくる斉藤龍。


上から目線ムカつく…!

しかも…今思えばなんで斉藤龍に断りいれなきゃこういうとこきちゃいけないの!?


そりゃ…本当の恋人なら怒るかもしれないけど…
私たちは
偽物でしょ?
無理やりでしょ?
からかってるんでしょ?


おかしいよ。


「そんなの…おか「永愛―!一緒にトイレ行こ!」


わたしの言葉が亜美ちゃんの言葉に遮られた。


「あ、うん。」


そういって席を立つと同時に斉藤龍の顔をチラッとみた。


伊予くんと普通に喋ってる。


機嫌戻ったのかな?

って!
なんでわたしがそんなこと気にしなくちゃいけないの!
ほっとこ!


そうして亜美ちゃんとトイレに向かった。
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