いちごみるくちょこ
「亜美ちゃんトイレ行かないの?」

亜美ちゃんは鏡の前で髪の毛を整えてる。


「合コンでトイレに行くってことは作戦会議ってことなの。」


…亜美ちゃんなれてるよね…。


「はぁ…やっぱりハズレだな。」


「ハズレ??」


「今回の合コン。
せっかく永愛に男の人なれてもらおうと連れてきたのに―!
斉藤連れてくるんだもんね…
どんな運命よ…。」


確かに…。

なんだか合コンって感じしない。

まぁわたしはそっちの方がいいんだけど斉藤龍って…


せっかく頑張って隠してたのに。


「それに唯瀬伊予くん!
羽衣校なのはいいんだけど…聞いてみたら大学行かないで就職するんだって。
普通お金持ちなら大学までいくでしょ!?
絶対頭で羽衣校入ったのよ!」


……なんか亜美ちゃん怖いぃ…


「まぁ頭はいいんだろうけど…
お金がなきゃね。
よし、話してて楽しいし友達で終わらせようっと。」
< 291 / 326 >

この作品をシェア

pagetop