いちごみるくちょこ
わぁ・・・背ぇ高い・・・180くらいかな?顔が大人っぽいから先輩かな?かっこいいかも・・・

髪の毛がこげ茶色でズボンにチェーンがついてて歩くたびにチャラチャラと音がなる。制服は着崩していてちょっと不良っぽいかも。

「ここ・・・俺の場所。」

「はい?」

「どっかいって。」

いきなりどっかいけ!?
意味わからないんですけど!!

「やです。」

「こっちもやだし。」

「あなたがどっかいけばいいじゃないですか。わたしは屋上どきません!」

「俺に向かってどけっていってんのか?」

「あなた以外に誰がいるんですか。」

わたしは真顔で答えた。

「ぷ。」

え?笑われた?

「お前おもしろいな・・・俺にそんな口聞く奴初めて見た。」

「知りませんよそんなこと!・・・」

なんかもうわたし、この人とかかわりたくない!!

「ていうことで俺と付き合えよ。」

「無理です。ごめんなさい。」

・・・わたし告白されたらすぐ断る癖ついちゃってるよ・・・
じゃなくて!ほんとーにこの人なんなの!?

「はあ?お前に拒否権ないから。」

「え!?」

え!?え!?この人なんて言った??

拒否権ないって何?

「・・・」

「じゃ そういうことで。」

「へ!?いやいや!!」

「だから拒否権ないっていってるだろ。」

「先輩はわたしをからかってるんですか!?」

「は?先輩?」

「え?3年生じゃないんですか?」
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