いちごみるくちょこ
「めんどくせ…」


「そんなこと言わないでよー…
帰りひとりで帰るの怖いもん…
一緒に見に行こうよー…」


「永愛ちゃん俺が送ってあげるよ?」


にっこり笑って言う伊予君。


「え…いいの…かな??」


「いいよいいよ!
また帰り道アドレスとか交換しようよ!」


「おい。」


口をはさんできた斉藤龍。


「なんだよ龍?」


「行かねーとかいってねーし。
行く。
永愛も俺が送る。」


え!
結局来るの!?!?
斉藤龍ってよくわからない!


「扱いやすー…」

なんていいながらクスクス笑う亜美ちゃんと伊予君が気になった。


「じゃあそろそろここ出よっか!
ここから結構遠めの駅だし混んじゃいそうだから。」

そういって亜美ちゃんは席をガタッと立った。
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