いちごみるくちょこ
~龍目線~



「もう斉藤の相手してたら疲れるわ!」

宮野がそういって喧嘩?は終了。


意味わかんねー…。

前を見ると伊予と永愛が楽しそうに喋ってる。


あいつ男嫌いじゃなかったのかよ。


伊予も宮野とずっと楽しそうにしてたくせに永愛としゃべんなよ。


むかつく。


「男の嫉妬は見苦しい。」


宮野はそういいながら伊予達のほうを微笑ましく見てる。


「んだよ…。」


「前のお二人さん、お似合いだなっと思ってー♪」


うぜー…

こいつ分かってて言ってるし。

しかも宮野、伊予に気あったんじゃねーのかよ…。


「斉藤、そろそろ限界かもよ?」

少し真剣な顔をして言う宮野。


「なにがだよ。」


「“無理やり付き合わされてる”でつなぎとめるのはそろそろ限界っていってるのよ。
好きなんでしょ?
永愛が。
ちゃんと告白しないとどうなるかしらないから。」


他人ごとのように簡単に言う宮野に少し腹がたった。


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