いちごみるくちょこ

「口出すなよ。
関係ねーだろーが。」


「わたしは永愛に幸せになってほしいだけ。
関係とか知らないわよ。」


宮野どんだけ永愛にべったりなんだよ…

「斉藤のその中途半端な態度が永愛を悩ませるのよ…」


「は？」


「なにもないわよ！
駅ついた！
あーあ、ほんと斉藤と話して気分悪かったわ。」


そういって
永愛ー！！
と叫んで伊予と永愛のほうに走っていった。


通行人みてるっつーの…


「あの子…なんか誰かに似てない？？」

「あのきれいな子？
あー分かるかも…
モデルやってるんじゃない！？」


「わかるー！！
細いし美人だし！
どうしよ声かける！？」



通行人の女二人の声。

宮野一応モデルならこそこそしろよ…


「斉藤―！
早く来なさいよ！」

駅からまた叫んで宮野。

通行人に
え、彼氏！？
とか言われるし…

ありえねー…


俺達は駅に向かって切符を買い電車に乗り込み目的地に向かった。