いちごみるくちょこ
聖夜とともに
「ひ…ひと多いぃ…。」
電車からおりて駅に出たとたん人、人、人!
カップルばかりだしもしかしてみんなツリー見に来てるの…!?
「永愛、人ごみ苦手だっけ?
体、大丈夫?」
亜美ちゃんはわたしの体をすごく心配してくれている。
人ごみは苦手だけど…わたしもツリーの点灯、みたい。
「おい宮野。
せっかくここまできたのに永愛理由で引き返すのかよ?」
するとまた亜美ちゃんが怒り出した。
「斉藤ねぇ…永愛が心配じゃないの!?
ほんっと人を心配することとかできない自己中心的な性格!」
また始まった…。
横で伊予君は楽しそうに見てるけどわたしは楽しくないよ…。
けど今回は斉藤龍が変に落ち着いていた。
「お前過保護すぎんだよ。
何のために永愛手術したんだよ。
こんなんじゃ前とかんねーだろ。
しかも永愛。
“苦手な人ごみ”でも見に行きたそうな顔してるぞ。」
電車からおりて駅に出たとたん人、人、人!
カップルばかりだしもしかしてみんなツリー見に来てるの…!?
「永愛、人ごみ苦手だっけ?
体、大丈夫?」
亜美ちゃんはわたしの体をすごく心配してくれている。
人ごみは苦手だけど…わたしもツリーの点灯、みたい。
「おい宮野。
せっかくここまできたのに永愛理由で引き返すのかよ?」
するとまた亜美ちゃんが怒り出した。
「斉藤ねぇ…永愛が心配じゃないの!?
ほんっと人を心配することとかできない自己中心的な性格!」
また始まった…。
横で伊予君は楽しそうに見てるけどわたしは楽しくないよ…。
けど今回は斉藤龍が変に落ち着いていた。
「お前過保護すぎんだよ。
何のために永愛手術したんだよ。
こんなんじゃ前とかんねーだろ。
しかも永愛。
“苦手な人ごみ”でも見に行きたそうな顔してるぞ。」