いちごみるくちょこ
「あ、いい忘れてたわ。
ツリー点灯の瞬間にお願いごとすると叶うってジンクスあるの。」


「へーそうなんだあ…
わたし何お願いしよう…
あーやばい!
時間ないー!」


どうしよどうしよ!

「わたしは永愛の体がもっとよくなりますようにって願うわ。」


そういってわたしのほうをみて微笑みかけた。

亜美ちゃん…


「亜美ちゃんすきー!」


「わたしも永愛すきよー。」


「うざ…」

ボソッとつぶやいた斉藤龍。

亜美ちゃんには聞こえなかったみたいでセーフ。

亜美ちゃんのかわりにわたしが斉藤龍の頭を軽くたたいた。

そこでまたお姉さんの声。

『あと30秒!』


わー!
どうしよう!


「ね、斉藤龍は何お願いするの!?」


何かヒントになるかも!
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