いちごみるくちょこ
「おい!さわんなっていってんだよ!」

斎藤龍はそういって痛々しくたちあがった。

「お前さぁ・・・やっぱりもうちょっと痛めつけとかなきゃわかんないみたいだな!」

その瞬間ナイフをとりだし斎藤龍のまえ切りつけられたあたりを刺した。

「ッッ!!」

「斎藤龍!!!!」

斎藤龍はその場に倒れこんだ。

足からは血がいっぱいでてる。

「永愛・・・ッ」

「斎藤龍!大丈夫!?」

こわい・・・いやだ・・・

「ごめんねッ・・・ごめんッ!」

「ささっと来いよ!!」

わたしの手を思いっきりひっぱられた。

「痛ッ!」

「じゃあな~~龍。」

「いや!!斎藤龍!・・・・・龍!!!」

わたしは斎藤龍がこんな状態でも斎藤龍に頼ろうとする。最低だよ、わたし・・・

その瞬間斎藤龍は立ち上がり先輩からナイフをひったくりわたしの手を握ってる人に突きつけた。

「ちょ!やめろ!!」

「動くな!!」

斎藤龍はさけんだ。
これはもうちょっとした犯罪じゃない・・・?

「お前は俺はなにもかも持ってるっていったよな・・・俺はそんなもんいらねーー俺が欲しいのはこいつだけなんだよ!!」

「分かった!分かったよ!!だからやめてくれ!!」

「もう俺と永愛に近づくな。」

「分かったから!」

「じゃ、お前らちゃっちゃと散れ!!」

斎藤龍が叫んだ。すると先輩達は悲鳴をあげてどっかに行ってしまった。

「さっ斎藤龍??」

斎藤龍は倒れた。

「斎藤龍!?」

「お前大丈夫かよ・・・」

「わたしは大丈夫だよ!!大丈夫じゃないのは斎藤龍だよ・・・」

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