いちごみるくちょこ
「宮野もお前のこと心配してたから。」

「亜美ちゃんか。・・・」

なんか会いにくいよ・・・

死のうとした自分が恥ずかしい・・・

すると斎藤龍がわたしの頭に手をポンッと乗せてきた。

「大丈夫。」

なぜかその言葉にすごく安心した。



教室についた。

そーッとのぞいて見ると亜美ちゃんだけ教室に残ってる。

心配して待っててくれたんだろうな。

「ほら。いけよ。」

斎藤龍が後ろから押してくる。

「ちょっと。待ってよ。今行くから。」

そっと教室に入った。

「あっ亜美ちゃん?」

「永愛!?」

亜美ちゃんはこっちにズンズン向かってくる。

なんかオーラが黒いよ・・・怖い~~!!

パシィッ

「っ!!」

亜美ちゃんにほっぺたをはたかれた。

「永愛!!」

「はいぃ!!!」

「なにしてるの!斎藤から聞いたよ!?自殺!!??ふざけんじゃないわよ!」

「・・・」

「おい。そこらへんに・・・」

「斎藤は黙れ!!口だすな!」

「・・・」

斎藤龍まで黙ってしまった・・・

おそるべし亜美ちゃん。

「永愛!なに勝手に死のうとしてんの!!自分が誰にも必要とされてない!?わたしはねぇ・・・わたしは永愛を必要としてるのよ!!」

「・・・」

「決め付けんな!!わたしは・・永愛が死んだらっ・・・生きていけないんだからっ・・・」

亜美ちゃんは泣き出してしまった。
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