いちごみるくちょこ
「戸田彼方【トダ カナタ】です☆よろしく!!」

「「「「「「「キャ―――――――――――!!!」」」」」」」

もーーー!!うるさい!それより転校生君なんか会ったことある気がする・・・

えっと・・・

あ!!思い出した!!斎藤龍が怪我したときに救急車呼んでくれた人!!!

うわぁ・・・運命だぁ・・・

「お前ら!!静かに!!ったく!戸田!席はどうする?」

「はいはい!このクラスの山下永愛ちゃんってどこですか!」

はい!?わたし!!??

なんか女の子達に睨まれてるじゃん!やめてーーー!!!

「山下?山下ならあそこだが・・・」

「隣にしてください♪」

ええ!?意味わからない!!てゆうかなんでわたしの名前知ってたの!?

「空いてるからべつにいいぞ。」

「やったー!」

戸田くんはわたしの方に歩いてくる。

「よろしくねー永愛ちゃん♪」

「よっよろしく・・・」

よろしくしたくないよ!!

「じゃ。次自習だからテキト―にしとけ。じゃあな。」

自習!?気まずいからやだよーーー!

「ねーねー永愛ちゃん。俺達前どこかで会った?」

「え!?えっとー・・・この前救急車呼んでもらったんですけど・・・覚えてます?」

「あーーー!あのときの!!思い出した、思い出した!!」

「あのときはほんっとーにありがとうございました!」

「いえいえ、どーいたしまして!それより運命だな♪俺の婚約者に以前会ってたなんて・・・ね?」

「はい?」

婚約者!?聞き間違いだよね!うん。

すると女子達がわたし達の方へよってきた。

「ねーねー彼方くーん♪山下さんとばっかりしゃべってないでわたし達ともお話しましょ♪」

この人たちはちょっと苦手なタイプ。

化粧がケバくって男好きって感じでギャルっぽい。

亜美ちゃんが言うに裏でわたしの悪口を言ってるらしい・・・
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