いちごみるくちょこ
「斎藤だから何よ?婚約者いるから別れろっていえばいいじゃない。」


「そんなの・・・わたしはいえない~~・・・」


「も~~~!わたしが伝えてあげたいけどそういう事は自分で言わなきゃダメだしねー」


「はぁ・・・まあどうにかするよ・・・」


キーンコーン・・・

「じゃッ席もどるね。」

「うん。相談乗ってくれてありがとね!」


「いーえ。どういたしまして!」









それから時間が流れて今は放課後。


「永愛~!今日もバイトだからもう帰るね!」


「最近バイト多いね~テニス部も行かなきゃだめだよ?頑張ってね!」


「うん!じゃぁ!」

はぁ・・・・斎藤龍遅いな~~


もう勝手に帰っちゃおうかな・・・

「永愛♪」


「あれ?彼方・・・?なんでいるの?」


「なんでってひどいし!永愛もなんでまだいるの?」


「人待ってるの!彼方はクラブ入らないの?」


「んー入らない!!俺何やってもできちゃうからさ!入ってもおもんないじゃん!」

おもいっきり笑顔で言う彼方・・・

「なにそれー自慢??」


「自慢じゃないよ?だってほんとだもん♪」


「ははっそういう所、まったく昔と変わってないね!」

彼方はいつもそう。本当になんでもできる。いつもいろんなことで彼方に助けられたなぁ・・・


「そぉ?それよりヒマならさ!学校案内してよ♪昔の話とかしながらさ!後将来のこととかーー♪」


彼方はおどけた顔でわたしに言う。

昔の話はわかるけど・・・将来の話ってなんだよ!
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