いちごみるくちょこ
「よくない!わたし知ってるのよ!斎藤がうちのクラスにくる理由!永愛を見張ってるのよねー?」


「え?見張ってるって??」


「もちろん戸田くんからに決まってるじゃん。焼きもち焼いてるのよねー?」


「違う。」


「違わないでしょ!」


「違うっつてんだろーが!」


「ストップ、ストップ!もう本当にいいから!2人とも分かったから!
 あっ!そーだ!!亜美ちゃん今日の放課後勉強教えてよ!」

わたしは無理やり話題を変えた。


「あ~ごめん永愛~~ 今日バイト入ってんのー」


「テスト1週間前までバイトいれてるの!?」


「だって勉強しなくても授業きいてたら10位以内には入れるでしょ?」


あっありえない・・・わたしなんか勉強しなきゃ絶対10位以内に入れない!!

しかも勉強の推薦で来てるんだから10位以内に入らないと、この学校にいれないよ!!


「永愛!勉強なら俺が教えてあげるよ?」

彼方が話に入ってきた。

「え?彼方勉強できるの・・・?」


「俺にできないことなんてないよ?」


・・・たしかに昔の彼方はなんでも出来たよ?今の彼方は昔とだいぶ変わっちゃったしな・・・期待できない・・・


「俺が教える。」

斎藤龍まで話に入ってくる。

「斎藤龍が!?」


「悪いかよ。」


悪いも何も斎藤龍が勉強教えてくれるなんて・・・

たしか前学年1位って言ってた!
けど絶対スパルタに決まってる!!


「い・・・いい!!斎藤龍はいいよ!!」

絶対斎藤龍だけには教えてもらいたくない!!
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