チョコレート
宮本先生はいたずらっぽく笑って、
「若山先生の下の名前教えてくれたら教えてあげるよ。」
と言った。

「私の名前は…紺碧の碧って書きます。」

「紺碧の碧…ってコトは…みどりちゃんかな?」

宮本先生もひっかかった。私は込み上げてくる笑いを堪えられず、声をあげて笑った。

「あはは!私もよくそう間違われます。仲間ですね。」

「えぇっ!?違うの??他に何て読むっけ…うー…ん…思い付かない。」

「知りたいですか?」
いたずらっぽく彼に問い掛ける。

すると彼は突然私に近づいて、私の髪に触れながら言った。
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