明日の空へ〜キセキの跡〜
●となりのベッド●
ゆうこさんと話してから、病室に戻った。
「あっそうだ!今日ね千絋ちゃんの隣のベッドに
新しい子がくるのよ」
「え…――」
病室の前に着いた時
やけに
病室が騒がしかった。
ガラ ガラ―――…
?「あっもしかしてココのベッドの人ぉ?」
明るくて、私と正反対の子だな――
そう思ったのが、琉夏ちゃんの第一印象だった。
「あ、そうです」
友達がいる…
友達がいない私には
少し…
少しだけだけど、
うらやましく感じた。
「あっじゃあ私たち帰るね」
「ばいばい、るか♪」
「うん、また来てねー」
(あ.なんか邪魔しちゃったかな……)
「…の、あの!!」
「は、はひっ」
///ビックリしてつい変な声だしちゃった…//
「はひって…(笑)
おもしろっ!
君名前は何て言うの!?」
「星野千絋です…」
なんかこの子のテンションについていけない…
「千絋かぁ...
私は佐野琉夏(サノルカ)だよ♪
よろしくね、千絋!」
「はい…よろしくお願いします」
急に呼び捨て...
まぁいいけど、
なんか
これから騒がしくなりそ…
「てゆうか同じ位の歳でしょ?
敬語ぢゃなくていいよー」
「は、はぁ」
騒がしい病室になってしまいました。
これから私、星野千絋は
どうなってしまうのでしょうか…………