晴の思い出
『お母さんの言いたいことはわかる。でも、
"まだ15歳"じゃない!"もう15歳"よ!
もうすぐ16歳になる。
お医者さんに言われたじゃない…、寿命はもって20歳って。
あと4年しかないの。
きっと早まることはあっても延びることはない!
それにその4年も、いつどんな障害が出てもおかしくないの!
それはお父さんたちが一番わかってるでしょ?
私は人生20年のつもりで生きていかなきゃなの!
………どうしてわかってくれないの?』
泣きながら部屋へ入った。
後悔したくないからお願いしたのに。
私に今の生活が送れるのはあとどれくらいなんだろう。
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