晴の思い出


いつの間にか綺麗なイエローのワンピースが用意されていて、着替えて最終チェックをされた。


「完成。」

『…ありがとうございます。』

佐藤さんはメイク中ずっと話しかけてリラックスさせてくれた。

話しが面白くてプロだなぁって思った。


『マイク、お待たせ。』

「どうですか?」

「…うん。最高!
じゃあ外に行こう!
良い場所見つけたんだ。」

手をひかれて外に出た。


「……もっとラフに!」

ずっとマイクはシャッターを切っている。

時々ポーズを言われたりして。

私とマイクと佐藤さんの3人で撮影会だ。

『マイク、久しぶりに会ったんだからもっと話そうよ』

「そうだね。…そこに立って!」

『はーい。』

相変わらずマイペースだ。





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