晴の思い出

『普通』の変化




私は門限が午前3時になってからは昼夜逆転の生活になった。



そしてお母さんも仕事を始めた。

お父さんたちは職場恋愛して結婚だったし、

お母さんはキャリアウーマンだったから、また正社員として働いてる。

二人共、前よりずっとイキイキしてて、…ラブラブだ。



朝6時半


「ご飯出来たわよ。」

『はーい。』

「お母さん、ネクタイどっちが良いと思う?」

「うーん、赤かな?」

「やっぱり?じゃあ赤にしよ♪」

『お二人さん、朝からイチャイチャしないでください。』

「おぉ、嫉妬か?」

『はいはい。』

「希美、今日はお父さんも遅くなるから、ご飯は1人で食べてね。」

『了解。
ごちそうさま。

じゃあ私寝るから。
行ってらっしゃい。』

「行ってきます。」

「戸締まりよろしくね?
おやすみ。」


8時、

朝しかみんなで話せないから、のんびり過ごす。

お父さんたちに『行ってらっしゃい』を言ってから眠りにつく。


みんなの1日の始まりは

私にとっての1日の終わり。





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