晴の思い出


「お待たせ」

『…うん』

前に来たスタバで待ち合わせ。

「CD聞いてくれた?」

『聞いたよ、3目曲以外は。出たいと思った。』

「聞いて欲しかったな。
けど出てくれる気になってくれて良かった。」

『…でも私、

………日焼けしたくないから、太陽が登ってる間は絶対に外に出ないの。
それでも良いなら。』


本当の事を言う必要なんてない。


「太陽が?」

『……それでも良いなら、出る。』

「…わかった。よろしくお願いします。」

『こちらこそ…』






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