晴の思い出


警官に連れられて店の前まで行く。


気付けば救急車まで居る!

あんなグズ達に救急車?

ただちょっと血が出てるだけでしょ?

他はのびてるだけだし。



「どうしてこんな事になったの?」


『…あの…、わ…私、あの男の人達に連れて行かれそうになって……。』


か弱い女の子風に話す。


「でもだからって失神させるまで殴っちゃダメだよ。

1人は傘が刺さって血が出てるし」


『…もう、怖くて怖くて、どうやって逃げたら良いかわからなくて、

服も破られて…』


そう言って自分で破いたTシャツを見せる

警官の目が疑いから同情へ少し変わった。

イケる!


『そして、気付いたら私の傘が、男の人の足に…

……ごめんなさい…、私…、ひどい事を…』


警官はもう同情の目だ


「でも君は男達を失神させたんだよね?」


『…はい…。これを使って…』


今にも泣き出しそうな顔でバックからアレを取り出す





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