晴の思い出
『……そのインラン女に彼氏を取られそうなのはどこの誰?
それに、そのメイク全然似合ってない。
髪型も変。
ミニスカートから太い足が見えててみっともないよ?
だから浮気されるんじゃない?』
笑いながら言ってやった。
女の顔がみるみる赤くなる。
知ったこっちゃない。
今の私は機嫌が悪いの。
『彼女いたんだね
寂しいけどバイバイ♪』
いまだにテンパってる男の頬に軽くキスをして出口へ歩く。
これであの2人は壊れただろう。
ちょろい。
なんでこんな簡単に壊れるんだろう。
私には関係ない事だけど。
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