晴の思い出



『……そのインラン女に彼氏を取られそうなのはどこの誰?

それに、そのメイク全然似合ってない。

髪型も変。

ミニスカートから太い足が見えててみっともないよ?

だから浮気されるんじゃない?』

笑いながら言ってやった。

女の顔がみるみる赤くなる。

知ったこっちゃない。

今の私は機嫌が悪いの。


『彼女いたんだね

寂しいけどバイバイ♪』


いまだにテンパってる男の頬に軽くキスをして出口へ歩く。


これであの2人は壊れただろう。




ちょろい。




なんでこんな簡単に壊れるんだろう。



私には関係ない事だけど。






.
< 35 / 137 >

この作品をシェア

pagetop