晴の思い出



アメリカの家はお父さんの会社が用意してくれた一軒家。


もう既に家中の窓にフィルターが貼ってあった。


引っ越して来る前にお父さんが貼ってくれてたみたい。


ご近所さんに挨拶に行ったらみんな"その服は何?"って聞いて来るの。


英語はわからないけど雰囲気でわかった。


お父さんが説明したら、笑顔で"よろしく"って言ってくれた。



街ではさすがアメリカ!って思う事がたくさんあった。


みんなカラフルな服を着てるし、

スーパーの商品は全部サイズが大きいの。



でも誰も私を変な目で見ない事が一番嬉しかった。


ファッションとして見てくれたのね。




仲良く出来そうだったけど私はすぐに入院しなくちゃならなかった。






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