晴の思い出



男達の手が私から離れ、


そこにはお父さんの姿が。


「希美!大丈夫?」


この温もりはお母さん。


お父さんが男達を殴ってる。


『お父さん!もうやめて!私は大丈夫だから!』


必死に止めるとお父さんはやっと我にかえった。


「希美、ケガはないか?」


『うん。平気だよ。』



騒ぎを聞いた人が通報してくれたのか、パトカーが近付いて来る。


警察に事情を説明した所、お父さんに過失はないって言われて安心した。


聞いた話しによると、男達はかなりのワルで有名らしい。



お父さん達が助けてくれなかったら相当危なかった。



警察が帰って良いと言うから、家族3人で帰った。






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