晴の思い出

パーティーの翌日の夜、早速アリーさんの居る事務所に来た。


私の条件は一つ、

太陽の出ている間はどんな事情があっても仕事はしない。


あっさりOKされて驚いた。


でも日の入りしてすぐ撮影したい時は

防護服を着て車に乗り、撮影場所近くで車の中で準備をして待つ事になった。


こんなに面倒くさいのに意外にも仕事が入って来た。


黒髪効果&大和撫子風って事かな?


企業のポスターや浴衣のポスターが多くて、結局日本に帰るまで充実した毎日で、お給料までもらった



日本に帰る事が決まって事務所を辞める時なんて、アリーさんや社長さんが"アメリカでまた仕事するなら家でマネジメントさせて"と引き留めてくれた。




私は"黒髪美少女"として有名になったらしい。



15歳の3月、日本に帰る。



アメリカでたくさんの事を学んだから、日本の養護学校には進学しない事にした。



残りの人生を満喫しようと心に決めた。







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