晴の思い出
『ただいま!』
家に着いたのは9時57分、なんとかギリギリ間に合った。
「お帰り。今日は珍しくギリギリね。何かあった?」
『お母さん、実はナンパされて…、もう少しで車に乗せられる所だった。』
「嘘!大丈夫?ケガはない?…まさかスタンガン忘れちゃったの?」
『大丈夫!ケガはないし、スタンガン使う前に助けてくれた人が居たから。』
「本当?良かったぁ。」
『心配かけてごめんね?』
「ケガがないだけで一安心。希美、お風呂すぐ入る?」
『うん!そうする♪』
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