地味なあの子は鬼狩り少女SS



そして。


「…そりゃ、悔しいよ。ゆークンの一番は妹さんだけで、

私は『彼女』なのに一番じゃないんだもん」


彼女の答えは、


「悔しいし、悲しいし、たまぁに辛いけど――…」



「それでも私、やっぱりゆークンが好きなんだよ」



俺の心を一度、ドキリと小さく…けれど確実に鳴らした。



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