地味なあの子は鬼狩り少女SS




「『鬼』がたくさんいる……」



不快そうに呟く神無。


『鬼』の多さに辟易しながら、彼女が新たな『符』に手を伸ばしたその時――



「俺が狩るよ」



低い静かな声と共に現れた気配が、後ろから神無を抱きしめた。


咄嗟に神無が振り向くと、そこにいたのは――…




< 110 / 118 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop