『愛してる』と伝えたい・・・(完)
私は、

祥子の腕を掴んで、


『心配かけてゴメンね』


そう言った。


祥子は、私を抱きしめた。



「春美のバカ!

心配したんだからね?」



私を抱きしめたまま真治君の方を見た祥子。



「コラ、真治!!」



「・・・」


「もう二度と、

こんなことしたら、許さないんだから。


琉生と、春美を、

そっとしといてあげて!」




『…悪かった』

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