『愛してる』と伝えたい・・・(完)
先生は、手話を使って、

尚且つ、オレにわかるように、

喋りながら、

いろいろ聞いてきた。

「ごめんなさいね・・・

あなた、学校に行く途中じゃなかったの?」


その先生は、田中先生と言って、

春美の担任だった。


「大丈夫ですよ。

元から遅刻ですし、今から、

のんびり行きますから」


オレが微笑むと、

春美は慌てて何かをノートに書いて、

渡してきた。


…アドレス?

オレは、春美を見つめた。
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