HAPPY CLOVER 1-好きになる理由-
そして、今日も昨日と変わらずソイツはご丁寧に私のノートを覗き込んで黒板を読み上げてくれた。
私はその匂いがするとおかしな気分になりそうなので、ソイツが近寄ってくると同じ距離だけ避けるようになってしまった。
ソイツは私の様子を見て少し不機嫌そうな顔をしたが、何も言わなかった。
しかし、事件はすぐに起こった。
ソイツは私の態度を逆手に取って、不意にこっちへ近寄ってきた。
私は驚いて同じ距離だけ飛び退った。
でも驚いた分、勢いがついて私のお尻が着地したところは椅子ではなく……
ガッターン!!
……床だった。
「っぶ!」
ソイツは笑いを噛み殺そうとしているようだが、目尻に涙まで浮かべてウケている。
私はその匂いがするとおかしな気分になりそうなので、ソイツが近寄ってくると同じ距離だけ避けるようになってしまった。
ソイツは私の様子を見て少し不機嫌そうな顔をしたが、何も言わなかった。
しかし、事件はすぐに起こった。
ソイツは私の態度を逆手に取って、不意にこっちへ近寄ってきた。
私は驚いて同じ距離だけ飛び退った。
でも驚いた分、勢いがついて私のお尻が着地したところは椅子ではなく……
ガッターン!!
……床だった。
「っぶ!」
ソイツは笑いを噛み殺そうとしているようだが、目尻に涙まで浮かべてウケている。