*恋に不器用な私*





「えっとですね…。その…。」






なかなか言い出せない私に彼は私の頭を撫でてくれた。






「んな焦らなくていいから。ゆっくりでいいから。」







彼の言葉で、緊張がほぐれた気がした。






今なら言える。






そう思った。







「三浦くんにお礼が言いたくて。」






「お礼??」







「勉強教えてくれてありがとう。







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